皆瀬ダムを見に行ってきました。皆瀬ダムは秋田県湯沢市にある雄物川水系皆瀬川のロックフィルダムで、堤高は66.5m、堤頂長は215mあるそうです。
皆瀬ダムは、鎧畑ダムと同様に雄物川水系の洪水調節ダム群の一つとして、皆瀬川上流に計画された多目的ダムだそうです。
昭和32年3月に制定された「特定多目的ダム法」の初適用を受け、昭和33年度から建設省(現国土交通省)により建設されたそうです。
ダムサイト及び貯水池周辺の地質は軟岩基礎であるため、石淵ダム、野反ダムに次いで我が国3番目の「表面遮水壁型ロックフィルダム」が採用されたそうです。そのため、ダム上流の法面がコンクリートで覆われています。
皆瀬ダムは放流中でした。ダムの正面から見られる場所が見つけられなかったのが悔やまれますね。
ダム湖は「小安峡湖」と名付けられています。ダム湖の水はさほど多くなかったようなので、来るべき洪水期に備えてダムの水位を下げる目的で放流していたものと推測します。
皆瀬ダムの完成は昭和38年だそうです。法面もいい感じに年季が入っていますね。ますます自然に溶け込んでいくような気がします。真新しいダムの堤体もきれいで見応えがありますが、このように多くの年月を経たダムの堤体も味わい深くて好きですね。
皆瀬ダムで個人的に好きな場所があります。この下の方にずっと続いている長いはしごです。高いところが苦手な私は、絶対に下を見てはいけないことでしょう。
何メートあるのか見当もつきませんね。目視では55段くらいありそうです。1段あたり30cmとすると、全体の長さは16mくらいになりそうですね。ひゃー。
皆瀬ダムはいい感じのダムですね。
また見に来たいと思いました。
別の記事:皆瀬ダムを見てきました