2010年6月6日日曜日

初めての湯田ダム(岩手県)

さて、たった一人のダム同好会も、このたび県外のダムへも足を伸ばすことになりました。

昨今、ダムに対する風当たりも気になるところですが、とりあえず、ダムのあるところには行ってみたいと思っています。

このブログ初めての、県外のダムを見に行った日記です。 その日は、あいにくの雨模様で、半袖だと少し寒いくらいでした。念のためジャージを持って行きましたが、正解でした。



今回は、「湯田ダム」へ行って参りました!湯田ダムは、岩手県和賀郡西和賀町にありまして、堤高89.5m、堤頂長が265m、重力式アーチダムタイプなんだそうです。すごいですね。カールルイスが全速力で走っても20秒以上かかる長さって考えればわかりやすいかと思います。

山内村から国道107号線を北上方面へ走ります。こんな ど山中にありました。入り口が少々わかりづらかったので、一度通り過ぎてしまいました(;^ω^) 看板を頼りに行ってみると…



デタ━━━━━━━━m9( ゚∀゚)人(゚∀゚ )9m━━━━━━━━!! 

私は、ダムの場所はそれなりに知識に入れてから向かうのですが、大きさはほとんど知らずに向かいます。その方が感動が大きいからとかじゃなくて、面倒だからです。

それはともかく、写真ではわかりづらいですが、やたらでかいです。道路からは、ダムのてっぺんとほぼ同じ高さから見下ろす感じになっていたので、ビックリ度合いも割り増しです。



「ダム湖」っていうカテゴリーがあるんですね。名前から推測するに、貯水している湖のことでしょう。

湯田ダムのダム湖は「錦秋湖」という名前だそうです。中央に小島があって、ボートで湖を遊覧することも出来るみたいです。この日は雨だったためか、誰もボートをこいでいる人はいませんでした。


こんな広報装置なるものがありました。

画面の下に緑色のボタンがあって、それを押すと、ダムの概要が映像で流れる仕組みになっていました。

押してみたところ、音量がやたらでかかったです。おそらく、ダムの上を歩いている人にも聞こえるように作ってあるのでしょう。

写真の画面をよく見ると人影が映っていますが、それはわたしです。



ダムの柵には、小さいお子様の転落防止のために、「あぶない!!のぼらないでください」って注意喚起の看板がありました。この絵を見ると、落ちると腕を骨折するかのように描かれていますが…


この高さから落ちたら死ぬで。



「ものしり館」なるものがありました。大きめのダムにはこのような施設が置かれているみたいです。


中にはいると、ジオラマが展示してありました。ジオラママニアの私には垂涎のオブジェです(^p^)



ダムの上も歩いてみました。雨降りだったので、傘を差しながらのデジカメ操作はちょっと難儀しました。

またいつか来ようと思います。

ダムの魅力は何かと問われれば、私は「わかりません」と答えます。

ただ、こうダムにたどり着くまでの過程で、どの道を走ればいいのかとか、お昼はどこで食べようとか、道中の景色を楽しむとか。ダムに着いたら、どう写真を撮ればうまく全体像を収められるかとか、でけーって感動するとか、ダムのてっぺんから下を見下ろして、おマタがひゅ~んってなる感覚とか、都会の喧噪から離れて自然の空気を楽しむとか(田舎暮らしだけど)、ダム湖の水面をぼけーっと眺めるとか。

その昔、魚屋のおっちゃんから「たげちゃんは山の民だから、こんな魚は食ったごども見だごどもねーべ」って言われたことがあります。

確かに食べたことも見たこともありませんでした。そのとき、私は生まれて初めて、山の民を自覚しました。 

山にいることで、自分の魂が落ち着くのかもしれませんね。

それに加えて、ダムには人類の技術・叡智とかあって、しかも自然との共生をダムに重ねて見てみたいってのがあるのかもしれません。よくわからないけど。