2019年10月7日月曜日

胆沢ダムに行ってきました(6回目)


胆沢ダムを見に行ってきました。

胆沢ダムは岩手県奥州市にある北上川水系胆沢川のロックフィルダムで、堤高は127m、堤頂長は723mあるそうです。

胆沢ダムは、北上川水系の上流ダム群の内の一つです。

岩手・宮城両県にまたがる北上川は、幹川流路延長249km、流域面積10,150㎢の東北地方最大の河川です。この北上川水系は本川に大きな影響を及ぼす支川が各所で合流するため、洪水流出が急激であること、一関市狐禅寺下流の狭窄部で洪水の流下が大きく妨げられ、さらにその上流に湛水現象が発生するなどの出水特性があるため、過去に幾度となく多大な被害を受けてきましたため、胆沢ダムは、北上川の右支川胆沢川に建設されました。

治水面はもとより、河川環境の保全のための流量の確保、下流に広がる穀倉地帯へのかんがい用水の補給、下流の胆江地区への水道用水の共有、発電を行う多目的ダムだそうです。



胆沢ダムの天端には、石淵ダムカード風フォトフレームが設置されていました。枠の向こう側に、石淵ダムの頭が少し見えていますね。



胆沢ダム管理支所の建物内に、石淵ダムのジオラマ模型が展示されていました。

今まで何度も見ていたような気がしますが、こうやって石淵ダムの実物を見た後にこのジオラマ模型を見ると、また違った見え方をするというかなんというか。

「ここがあそこで、あれがここなんだなー。」って見ることができますね。

出来れば、石淵ダムの全体像を生で見てみたいものですね。



今はこれがせいいっぱいですね。

ダム湖は「奥州湖」と名付けられています。総貯水容量は1億4,300万㎥だそうです。全部飲めといわれても、とても飲みきれませんね。



奥州湖眺望台に来て、胆沢ダムを上から覗いてみてみました。眺望台はけっこう高い場所にありますが、それでもまだ胆沢ダムは大きく見えます。さすがわが国最大級のロックフィルダムですね。



訪れるたびに私に新しい姿を見せてくれるダム。

今回も胆沢ダムには石淵ダムを見せていただいたり、絶妙な堤体のカーブをまじまじを見ていたりしました。

また見に来たいと思いました。



別の記事:胆沢ダムに行ってきました(5回目)
胆沢ダム周辺の紅葉を見てきました
晴天の胆沢ダム
胆沢ダムのライトアップを見てきました
胆沢ダムに行ってきました

2019年10月6日日曜日

胆沢ダム湖に沈んだ石淵ダムを見に行きました


石淵ダムが見えるということで見に行ってきました。胆沢ダムの貯水位が低下したことにより、ダム湖に沈んだ石淵ダムがちょっと見えるようになったとのことです。

石淵ダムは現在の岩手県奥州市にかつてあった北上川水系胆沢川のロックフィルダムで堤高は53m、堤頂長は345mだったそうです。

また、北上川上流5大ダム計画のうち最初に完成したダムで、胆沢川の北上川合流点(奥州市水沢区)から上流25㎞の地点に位置していたそうです。終戦直後の不安定な社会情勢下の昭和21年の着工だったため、建設に要する資材・労働力及び建設機材の確保には多くの困難を要し、8年の歳月延べ181万人の人力、13億3,600万円(建設当時)の巨費を投じて昭和28年に完成した我が国初のロックフィルダムだったそうです。

石淵ダムは、昭和28年竣工以来60年の永きにわたり、北上川・胆沢川の洪水被害軽減をはじめ、ダム下流に広がる広大な胆沢平野の水田にかんがい用水を供給し、さらには、電力供給を行うなど地域生活の基盤として欠くことのできない目的を果たしてきたそうです。

その間、平成20年の岩手・宮城内陸地震などの大地震にも耐え、流域の安全・安心の役割を担ってきたそうです。しかし、北上川の洪水氾濫のより一層の低減と下流域の水需要の増加に伴い、胆沢ダムの建設が進められ、石淵ダムは平成24年10月に60年の歴史に幕を降ろしたということだそうです。

現在、石淵ダムの機能は胆沢ダムに引き継がれ、また、胆沢ダムへの土砂流出の防止という新たな役割を担い、なお一層地域の生活基盤の向上をめざしているとのことです。

北上川ダム統合管理事務所のホームページにはこのように説明されています。

石淵ダムは日本で最初に施工されたロックフィルダムだそうですが、完成したのは岐阜県の小渕ダムというロックフィルダムが最初なんだそうです。

あと、石淵ダムの水没地の補償問題は、日本国憲法の制定前で移転住民に大きな禍根を残したとウィキペディアに書いてありましたね。



胆沢ダムの天端から石淵ダムを見ました。

胆沢ダムの天端には、石淵ダムカード風フォトフレームや、石淵ダムを偲ぶパネル展示がされていました。

おわかりいただけますでしょうか?



ズームしてみました。石淵ダムの面影が見ることができるかと思います。



堤体上流部には取水塔もあったようですね。



胆沢ダムのダム湖「奥州湖」湖畔の、かつて石淵ダムがあった付近には、石淵広場という場所が整備されていて、石淵ダムのゲートモニュメントが展示されています。

間近でゲートを見るとやっぱり大きいですね。



胆沢ダムの完成によってダムとしての役割を終えた石淵ダムは、奥州湖の湖底で貯砂ダム的な機能を担っているそうです。

また見えたら見に来たいと思いました。

2019年9月24日火曜日

FERNANDESのBurny RLG-95 2016を買いました


FERNANDESのBurny RLG-95 2016を買っちゃいました。

FERNANDESのBurny RLG-95 2016はフェルナンデスがバーニーというブランドで販売していたレス・ポールタイプのエレキギターで、日本製だそうです。

スペック的な説明は
ネック : マホガニー
弦長:628mm
ネックの接合:セットネック
指板:ローズウッド、22フレット、400R
ボディ:メイプル(Flame Plywood top) 15mm + マホガニー 45mm
ピックアップ: FVH-9 x2
コントロール:2Volume、2Tone、トグルスイッチ
ブリッジ:チューン・O・マチック & Stop Tailpiece
その他の特長:ディープジョイントネック、ヘッド角度 17°

ということだそうです。

ディープジョイントとヘッド角17度ってのはこだわりのスペックですね。

RLG-95 2016は、残念ながら生産コスト高騰のため、国内生産モデルは終了する運びとなってしまったとのことでした。



ヘッドです。ヘッドに角度をつけているのは、テンション感を出すためだそうです。このタイプのギターは弦長が628mmと比較的短いので、そのままだと弦が緩く感じるのだと思います。

私が買ってすぐに弾いてみた感想としましては、押さえやすくて弾きやすいと思いました。力強くストロークをすると弦がバリバリしてしまうので、その辺に注意して弾きたいと思いました。

ヘッドの形もそれっぽくなっていていいですね。ちょっとデザインがすっきりしすぎていると思うので、あとでロッドカバー(ヘッドの下部についているねじ止めされた部品)を見た目のいいヤツに変えたいと思います(^^)



ボディはこんな感じです。表面にうっすらとメイプルの木目が浮かんでいるのが綺麗ですね。安物のギターと違って、フレット端の処理も完ぺきで、とても滑らかにフィンガリングができました。

ギターの右肩についているスイッチ。演奏中にうっかり触れて誤作動を起こす(音色が変わる)ことがありますからね。ハイスタ世代としては、このスイッチをガムテープとかで止めてやりたいです。



コントロールノブはこのタイプです。昨今はコイルタップ機能付きでこのノブを引っ張るとハムバッカータイプのピックアップがシングルコイル風に変わるものもあるようですが、Burny RLG-95 2016はシンプルでコイルタップ機能は付いていませんでした。

私の演奏スタイルでも使わなかったと思います。

レス・ポールタイプのギターだけあって、ちょっと重いですね。体重計で乗ったり下りたりギターを持ったり持たなかったりで量ったところ、Burny RLG-95 2016の重さは4.6kgありました。



ネックです。ディープジョイントと謳われています。これは、ギターのボディとネックとの接合面積を大きくすることで、音の伸びがよくなるんだそうです。

しかし、ディープジョイントであってもなくても、実際のところはよくわからないという声もインターネット上で散見されました。

私は本家レス・ポールに憧れを持っているので、このセットネックを見ただけで充分嬉しいですね。初めておばあちゃんに買ってもらったエレキギターはボルトで接合されていましたね。

あと、Burny RLG-95 2016はネックが若干細めに作られている気がしました。私の小さな手でも握りやすかったです。これは買って正解でしたね(^^)



ペグはクルーソンタイプのものです。ヘッド裏には「MADE IN JAPAN」の文字がありました。

音について。
まだ大きな音を出せていないので詳しくはわかりませんが、フロントピックアップは柔らかく、リアピックアップはゴリゴリの、これぞエレキギターという音が出てくる感じがしました。

ピックアップはオリジナルのFVHというピックアップが載っているそうです。そのうちピックアップ交換なんかもしてみたいと思っています。

そのうちスタジオ的な場所で思いきり大音量でかき鳴らしてみたいと思いました。

Burny RLG-95 2016はいいギターだと思います。なんか、初めてエレキギターを手にしたときのあの感動が呼び戻されたような感覚がして、私が理想とするギターの一つの形がこれなんじゃないかとさえ思っています。

買ってから2週間くらいはスマホの待ち受け画面にこのギターの写真を設定してました。

生産終了が惜しまれますが、これからも、気持ちが続く限りはBurny RLG-95 2016を弾いてみたいと思いました。

Burny RLG-95 2016はいいギターですね。



過去の記事:YAMAHA PACIFICA112Vを弾いてみました
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2019年9月23日月曜日

月山ダムに行ってきました(5回目)


月山ダムを見に行ってきました。月山ダムは山形県鶴岡市にある赤川水系梵字川の重力式コンクリートダムで、堤高は123m、堤頂長は393mあるそうです。

山形県西部に位置する赤川は、山形・新潟県境の朝日山系以東岳に源を発する幹川流路延長70km、流域面積857km2の河川です。赤川流域では、過去の水害や流域の開発状況から、治水安全度の向上が強く望まれてきました。

また、鶴岡市をはじめとする周辺市町村の水道用水は庄内地方の地下水を取水していたため、水不足に悩まされ、早期の水源転換が必要とされていました。

このように治水・利水面での強い要望を受けて、洪水調節、河川環境の保全等のための流量の確保、庄内南部地域の水道用水の供給、発電を行う多目的ダムとして、月山ダムは昭和56年度に建設事業に着手し、昭和63年度には本体建設工事に着工し、平成13年度に完成したそうです。

月山ダムの魅力を上げるとキリがありません。

融雪期の放流も素敵ですが、いつ来ても月山ダム堤体の月をイメージしたといわれているコンクリートの模様が素敵だと思います。

そこに、赤い色のゲートがアクセントとなっていて、まるで一つの芸術作品を見ているような気になるとかならないとか。



いつぞやはインフォメーションセンターの玄関前に置いてあったダムカード風フォトフレームですが、今回訪問した時は、展望広場のあたりに置いてありました。

ダムカード風フォトフレームで写真を撮れば、SNS映えしそうですね。



月山ダムのダム湖は「あさひ月山湖」と名付けられています。いつもお話ししているかとも思いますが、お隣の寒河江ダムのダム湖は「月山湖」で、月山ダムのダム湖は「あさひ月山湖」です。

秋田県内のダムでは水量が深刻で、警戒体制が置かれていましたが、月山ダムではそれほど水位が低そうには見えませんでした。

それほど地理的に離れているわけではない(地球規模で考えれば)ですが、地形等の要因でしょうか?貯水量に差が出ているんですね。



月山ダムインフォメーションセンターです。こちらでダムカードをいただけたり、場合によっては月山ダムの内部見学をしてもらえることもあります。

インフォメーションセンターはガラス張りなので、ここからだと月山ダムがガラスに映って見えます。



月山ダムの守り神の月の女神像です。逆光になってしまいました。



あさひ月山湖展望広場には、もっと大きな月の女神像がいらっしゃるんですが、今回は旅を急いでいたので、月山ダムインフォメーションセンターにある月の女神像を見に来ました。こちらは、あちらの像よりもかなり小さく作られています。



月山ダムのすぐそばに国道112号線が通っていて、結構賑やかなように思えますが、ダム左岸側はとても静かです。

ダム湖やダム堤体をのんびり眺めていると、まるでダムが何か語り掛けてくるような気がしますね。

月山ダムはキレイなダムです。堤体も見学スペースも。

また見に来たいと思いました。



過去の記事:月山ダムに行ってきました(4回目)
月山ダムに行ってきました
月山ダムの越流を見てきました
月山ダムのライトアップを見てきました

2019年9月18日水曜日

梵字川ダムを見てきました(4回目)


梵字川ダムを見に行ってきました。梵字川ダムは山形県鶴岡市にある赤川水系梵字川の重力式コンクリートダムで、堤高は40.9m、堤頂長は62.4mあるそうです。

東北電力株式会社が管理しているそうです。


梵字川ダムは国道112号線から月山ダムに向かう橋の上から見ることができます。

諸先輩方のブログやホームページを拝見していると、梵字川ダムを間近で見学している様子を見ることができますが、私は若輩者のため、そもそもどこに行けばそんなことができるかもわからないし、体力がないのであの橋から梵字川ダム堤体まで歩いて移動することはちょっと難しいかな…なんて思ってしまいます。

梵字川ダムは発電専用のダムだそうです。ご覧の通り、ダムの堤頂部から越流していますね。そして、竣工は1933年だそうです。昔からこの地でダムとしての役割を果たしてきているんですね。

2019年現在、最近になって、梵字川ダムのダムカードの配布が始まったそうです。今回は時間の都合上もらいに行くことはできませんでした(>_<)

今度はもらいに行きたいと思っています。なんでも、ダムを見に行った証拠写真が必要なんだそうです。



木々が生い茂る渓谷にダムがギッシリとはまっている姿が、なんとも言い表せない自然と人工建築物の共演といいますか。面白い景色だと思いますね。

梵字川ダム。また見に来たいと思いました。



過去の記事:梵字川ダムに行ってきました(3回目)
梵字川ダムを眺めてきました