2014年5月16日金曜日

アコースティックギターのサドルを自作してみました


今日はサドルのお話です。

アコースティックギターの弦を乗せる細長いパーツのことです。

ネットで調べてみると、このサドルが、ギターの音とかにとって重要な役割を果たしているのだそうです。

素材は、安いものだとプラスチック、高いものになると、牛骨とか、もっと上だと象牙なんかも使われるそうです。

私のギターにはいつもTUSQを付けています。

TUSQとは、詳しくはよくわかりませんが、ギターのポテンシャルを引き出すために考えられた人工的な素材だそうです。

サドルは、1本1000円しないくらいで買うことができ、また、ヤスリで加工することもできます。

これをうまい具合に削ることによって、音質が良くなったり、ギターが弾きやすくなったりするそうです。

久しぶりに、サドルを削りたくなったので、意を決して削ることにしました!

自分で、ギターに手を加えることによって、愛着がわいてきます。



画像の上のものが、これから削るサドル、下のものが、ギターにもともと付属していたサドルです。上を、ひたすら削って、下の形にするわけです。

ヤマハのアコースティックギターのサドルは、他のメーカーに比べるとやや厚みがあるため、この一番でかいものを削ることになります。アメリカのメーカーのギターのサドルは、成形済みのものも売られています。あれは、加工がほんの僅かでいいので楽です。

とりあえず、長さをそれっぽく切り落とします。



そんでもって、目標とする形を書き写します。

切り落とすのは楽なのですが、問題は削る方です。

厚さにして、2mm以上は削ることになります。これがえらく大変なんです。

すごく…硬いです。

その上、まっすぐ削らないといけません。力任せに削ると、両端が余計に削れてしまって、凸レンズみたいな形になってしまいます。ギターにぴったりとはまるようにしないと、弦の振動がボディにうまく伝わらずにスポイルされてしまうそうです。

削るには、私は紙やすりを使いました。コメリで一枚40円くらいでした。#40から#180くらいまでの粒度の紙やすりをたくさん買ってきました。

あとは、それを使ってひたすら削るだけであります。


ここまでは、頑張って写真に収めましたが、これ以降は削ることに夢中で写真を撮られませんでした。

序盤は、目標のサイズへ向かってひたすら、かつ、注意しながら削るわけですが、終盤は、削りすぎないように細心の注意を払いつつ、かつ、あと何こすりすれば目標のサイズになるかを考えながら削ります。

何度も心が折れながら、数日かかって完成いたしました。

これまた写真はありませんが、まあ及第点をいただけるような形にできたのではないかと思います。



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