ここ数日、私は悶々としていました。
「ギターが欲しい…」
何気なく見ていた海外の動画共有サイトで、長渕剛のライブ映像を見ました。
久しぶりに感動しました。
それを見てから、私のギター小僧魂に久しぶりに火がつきました。
久しぶりに、指が痛くなるまでギターを弾き続けました。
弾き続けているうちに、「高いギターってのは、やっぱりその値段相応の音がするのだろうか?」という疑問を持ち始めるようになりました。その疑問は、やがて「新しく、いいギターが欲しい」という欲求へと変化していったようです。
休みの日は、リサイクルショップに行って中古のギターを見て回りました。いわゆる市場調査ってやつです。どんなギターが、どのくらいの値段で売られているのかを見てました。もちろん、インターネットでも、いろいろ見ました。
その結果、私は中古ではなく、新品のギターを買うことにしました。中古のギターは、部品がすり減っていることがあるんですって。せっかく高いお金を出して買うのだから、新品のギターにしようと思いました。
極端に高いギターは買えないけれど、せっかくだから一生使えるくらいのギターは欲しい。そんなことを考えながら、ギターを探していました。
そして、今日。
機は熟した。私は、ギターを買いに出かけました。
車を走らせること約一時間。中心市街地よりも郊外にある、大型ショッピングモールの中の楽器屋へ行きました。
店内には所狭しとギターが並べられていました。私は、腕を組んで、唇をへの字にして、眉をひそめてギターを見て回りました。すると、あるひとつのギターが、私の目にとまりました。
それは、ギター小僧は一度は憧れる(?)、マーチンのギターです。私がギターを弾き始めた頃から、一度は弾いてみたいと思っていたメーカーのギターです。高いやつだとウン百万円するようなギターのメーカーです。私が見つけたのは、それのリーズナブルなタイプのギターです。
価格も手頃。決して安くはないけれど、手が届かない値段でもない。私はいてもたってもいられなくなって、店員さんに試奏させてもらうようにお願いしました。
ボロロン…
憧れのマーチンのギターを弾いてみたのですが、弦が少しさびついていたためか、それほど感動はしませんでした。試しに、私が今、家で弾いているギターと同じメーカーのギターも試奏させてもらって、音の違いを確かめました。
言われてみれば確かに違う…。さび付いてはいるものの、違う音がする気がする。だがしかし、これがウン万円の差になっているのか?この違いのために私はお金を払うのか??
私は悩みました。
そして、悩んだあげく、買うことを決心しました。
それがこのギターです↓
Martin D-16GTです。136,500円!
ハードケースは付属品でついてきました。ハードケースにも、憧れの「マーチン」のロゴ入りです。
私は、ギターの弦を張り替えて、改めて弾いてみることにしました。
ジャーン、ジャーン、ジャーン!
ドキドキしました。
ウチのギターとは音色が全然違うのです。文章では音の違いを伝えられないのが非常に残念です。あと、音量も全然違いました。ギターの大きさ自体は、ウチのギターとほぼ同じなのに、音量がマーチンのギターはマジぱねぇっすよ。この四畳半の部屋には大きすぎます。どうしようかと思いました。
でも、このギターは大切にしますよ。抱いて寝てもいいと思ってます。目に入れても痛くないと思ってます。
しかし、このお値段のギターでこんな音が出るのならば、もっと高いギターだと、どんな音がするんでしょうね?
※このギターはのちに手放しました。
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