2020年1月1日水曜日

六郷の清水(六郷湧水群)に行ってみました


六郷の清水(ろくごうのしみず)を見に行ってきました。

六郷の清水とは、秋田県の南東部、大曲と横手の間にある秋田県仙北郡美郷町の清水(※「しみず」と読みます。水が湧き出ている場所のことです。)のことです。

六郷は、六郷扇状地と呼ばれる地形をしており、奥羽山脈の西の真昼山地を源流する丸子川支流の「湯田沢川」と「善知鳥川」が合流する地点を扇頂として、旧六郷町を形成する東西4km、南北54kmの円形の扇状地になっているそうです。

そこから流れてきた水は地下水となり、ここ六郷で湧き水となって出現しているということだそうです。

六郷湧水群(ろくごうゆうすいぐん)には、大小約60カ所の湧き水があるそうです。また、

昭和60年に環境庁の「名水百選」
平成 7 年には国土庁の「水の里百選」林野庁の「水源の森百選」
平成12年に建設大臣の「甦る水百選」
平成14年には読売新聞社「遊歩百選」に認定されたそうです。

六郷の清水を何カ所か見て回ってきたので、各リンクをご覧ください。


藤清水(ふじしみず)を見てきました


ニテコ清水(にてこしみず)を見てきました


馬洗い清水(うまあらいしみず)を見てきました


側清水(がわしみず)を見てきました


御台所清水(おだいどころしみず)を見てきました


アクセスは、大曲駅からであれば、横手・大曲線の路線バスがあるので、そちらをご利用いただければ、六郷町内のバス停で下車すれば六郷湧水群に行くことができます。

自家用車であれば、高速道路の大曲ICから下りていただければ、国道13号線から六郷町街に入る交差点が何カ所あるので、そこから六郷湧水群に行くことができます。

場外車券場そばの交差点や大手コンビニのある交差点を目印にしていただければよろしいかと思います。

町内には、観光情報センターもございます。六郷湧水群に行くにはそこに駐車して徒歩で散策するのもオススメです。


2019年12月21日土曜日

大内ダム(秋田県)に行ってきました(3回目)


大内ダム(秋田県)を見に行ってきました。大内ダム(秋田県)は秋田県由利本荘市にある子吉川水系畑川の重力式コンクリートダムで、堤高は27.5m、堤頂長は106mあるそうです。

平成17年度よりダム本体打設を開始、平成20年3月に総事業費約55.8億円で完成したそうです。大内ダムは、畑川沿川の洪水被害を軽減し、下流既得用水の補給など流水の正常な機能の維持を図るとともに、水道用水として由利本荘市に対し2,000㎥/日の供給を行っているそうです。


最近では、大内ダムの近くの道の駅おおうちのレストランで大内ダムカレーの提供が始まり、食べに行ってきたことも記憶に新しいですね。

過去の記事:大内ダムカレーを食べてきました



最初に大内ダムに訪れたときも、雪が降る直前で、「これで今シーズンのダム納めになるなぁ」なんて言ってきたんですが、今回も大内ダムでダム納めになりそうです。

山々の紅葉も終わり、静かに冬を待っているような雰囲気でした。



天端です。他のダムに比べると少し小柄な大内ダムですが、平成20年の完成のためコンクリート等はまだ新しい色をしている感じがしますね。



大内ダムのダム堤体下流面を眺められるビュースポットが見つけられず、ダム右岸ギリギリの場所に立って見てしまいます。



放流もしていました。大内ダムの機能はFNWだそうです。

あまり人気のない山奥で大内ダムは静かに冬支度を始めているように感じました。早く春になってほしいものです。

また見に来たいと思いました。



過去の記事:大内ダム(秋田県)に行ってきました

2019年11月26日火曜日

赤田の大仏を拝んできました


赤田の大仏を拝んできました。赤田の大仏は秋田県由利本荘市にある曹洞宗の寺院、「長谷字」に安置されている仏像で、大きさは、高さ約9mで、木製金箔押しの十一面観世音菩薩立像だそうです。

仏像は、18世紀後半に完成したそうですが、19世紀後半に火災により焼失し、1892年に復元されたものだそうです。



駐車場から道路を挟んで石段を登っていくと、大仏殿が見えてきます。周りの木々も立派にまっすぐ伸びていましたね。



こちらが、赤田の大仏が納められている仏殿です。

この長谷寺大仏殿は、国の登録有形文化財に指定されているんだとか。

二階建てのように見えて、二階があるように思えますが、内部は吹き抜けになっていて、仏像が立っていらっしゃるそうです。

復元された建物ではありますが、当時の建築様式を忠実に再現しているそうで、当時の様式を知る上でも重要な建物とされているそうです。



正面から見てみます。仏殿の扉を開けて、いざ、ご対面です。



すごく…大きいです。

大きいからといって威圧感があるわけではなく、厳かな佇まいをされているというか、やさしい雰囲気であるように思いましたね。

仏像もさることながら、周囲の装飾も見事ですね。



ちょっと横の方からも見てみました。

とても立派な観世音菩薩様ですね。


敷地内に楓?の木がありました。葉っぱが真っ赤に紅葉していました。



駐車場のそばにバラ園があったので、ちょっと寄ってみました。

この日は寒かったですが、バラは辛うじて咲いていました。

赤田の大仏は厳かな雰囲気に感じました。また拝みに来たいと思いました。

2019年11月18日月曜日

湯田ダムに行ってきました(13回目)


湯田ダムを見に行ってきました。湯田ダムは岩手県和賀郡西和賀町にある北上川水系の重力式アーチダムで、堤高は89.5m、堤頂長は264m、ダム事業者は国土交通省東北地方整備局だそうです。

湯田ダムは、田瀬、石淵ダム同様に北上川上流部の洪水を軽減することを主目的に昭和28年に着手されたダムだそうです。調査に入った当初は重力式コンクリートでしたが、折から鳴子ダムが初めてのアーチ式ダム完成をめざしている時でもあり、アーチダム建設の機運は盛り上がっていたそうです。しかし、アーチダムの基礎岩盤としては右岸上部及び河床部の断層処理など難問題がありましたが、これを見事克服し肉厚のアーチダムが昭和40年、着手以来13年の歳月をかけ、和賀中部3700haへのかんがい用水の補給と最大出力53,000kwの発電と合わせ多目的ダムとして完成したそうです。

また、湯田ダムは水没戸数約600戸、鉄道付替15km、道路付替39kmと当時我が国最大の水没事例を残しました。



この訪問は、10月の上旬のことでした。なんでも、10月下旬に、錦秋湖オータム放流と銘打って、クレストゲートからの放流を行う案内板が掲げられていました。

行ければ、是非とも見に行きたいイベントですね(^^)



かつてこの場所には、黄色い案内板があったと思いましたが、撤去されていました。ボタンがあってそれを押すと、湯田ダムの概要が音声で流れる奴だったと記憶していますが。

跡形もなくなっていますね。



湯田ダムといえば、この美しアーチですね。アーチ系のダムは、ここと鳴子ダムにしか行ったことがありませんが、私は、湯田ダムのアングルが好きかもしれませんね。

もちろん、ダムに優劣をつける意図ではありません。



クレスト試験放流を行うには水位が低いような気がしますね。この後大雨でも降らないことには、水位の上昇は難しいのではないかと思います。今年は雨が少なかったですからね。



事前に西和賀町の宿泊施設に泊まると、クレスト放流を特等席で見られる特典があるそうです。私は近場なので泊まりません。みなさん。この階段を使ってあの特等席まで降りていくんでしょうか?



結構急で長い階段のように見えますが…。



湯田ダムは全国的にも有名になってきましたね。それだけ魅力に満ちたダムなんだと思います。私も足しげく通って見ていますしね。

イベントがあるときは見物客がたくさんで、私は落ち着かなくなってしまうので、こういう何もない日にゆっくりと天端を歩いたりぐるぐると歩き回ったりするのが好きですね。

また見に来たいと思いました。



過去の記事:湯田ダムに行ってきました(12回目)
湯田ダム周辺の紅葉を見てきました
初めての湯田ダム(岩手県)
今年のダム詣では湯田ダムでした
2018年も湯田ダムの紅葉を見てきました
またまた湯田ダムに行ってきました
錦秋湖スプリング放流inにしわが2017を見てきました
湯田ダムに行ってきました(2回目)
湯田ダムのライトアップに行ってきました

2019年10月28日月曜日

田瀬ダムに行ってきました(3回目)


田瀬ダムを見に行ってきました。

田瀬ダムは岩手県花巻市にある北上川水系猿ヶ石川の重力式コンクリートダムで、堤高は81.5m、堤頂長は320mあるそうです。

田瀬ダムは北上山地の奥深く流れ出る猿ケ石川をせきとめて造られたそうです。

工事は五大ダムで最も早く昭和16年に始まりましたが、戦争で中断し、再開されたのは昭和25年10月、その4年後の昭和29年10月に完成したそうです。国直轄ダム事業で初めての本格的な重力式コンクリートダムだったそうです。

国直轄施工ダム第一号として、昭和16年に着工したが昭和19年に太平洋戦争の激化により中断したそうです。カスリン・アイオン台風により計画を見直し、昭和29年に完成。放流水を活用した水質保全施設を設置しているそうです。



このたび、田瀬ダムの高圧放流設備が日本機械学会の機械遺産に認定されたそうです。

機械遺産とは、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、日本機械学会が、主として機械技術に関わる歴史的遺産を「機械遺産」として認定しているそうです。

ダムの機械設備としては、初めての機械遺産認定だそうです。

ダムの技術が日本の技術の発展に寄与したということでしょうかね。



田瀬ダムものしり館の近くの原っぱに当該機械遺産の認定を受けた高圧放流設備が展示されていました。

なんでも、堤体の低い位置でダム湖の水の高い水圧を受けながら、密閉性を保ちながら、ゲートを開け閉めできる油圧式の装置なんだそうです。

間違っていたらごめんなさい。



ダム湖は「田瀬湖」と名付けられています。今日も田瀬湖は穏やかでしたね。この日はあいにくすっきりしないお天気でした。晴れていればもっと眺めのいい景色が見られたかもしれませんね。

ダムは訪れたときの天気によっても見える景色が違って面白いですね。



ダムの天端です。自動車で通過することができます。利便性はあるかもですが、私はダムの天端をウロウロするのが好きなので、交通の往来には十分注意しないといけないですね。



下流の方でチョロチョロと放流していましたね。



高圧放流設備と田瀬ダムを一直線に見ることができるポイントですね。

ダムにはたくさんの技術が結集しているんでしょうね。また見に来たいと思いました。


別の記事:田瀬ダムに行ってきました(2回目)
田瀬ダムを見てきました