2023年8月12日土曜日

成瀬ダムを見に行ってきました(12回目)

成瀬ダムの建設が進んでいますね😄

こちらが、令和4年10月ころに見に行った時のもの。



 こちらが、令和5年8月ころに見に行った時のもの。

成瀬ダムは、秋田県雄勝郡東成瀬村に建設中のダムです。ダムの堤高は114.5m、堤頂長は755mになる予定です。

ダム形式は、砂礫をセメントで固めたものを表面をコンクリートで保護する台形CSGダムというもので建設されています。工期と工費が抑えられるのだとか。

工事現場の展望台からは、ダム建設の様子を遠くから見ることができます。

近くで見るととても大きい55tダンプトラックも、展望台から見ると米粒豆粒のように小さく見えます。


ダムを見に行くたびに、桁違いのスケールの大きさに驚かされるばかりです。

2023年8月9日水曜日

『なぜ僕らは働くのか』を読みました


池上彰さん監修の『なぜ僕らは働くのか』を読みました。

この本は、学校になじめなかった主人公の少年が、大人や同級生との交流を通して、自分の将来について考える漫画ページと、それを補完するような形で、世の中の仕事はどうなっているのか、自分の将来の仕事を見つけるにはどうするのか、等を例を挙げながら解説するテキストページとが、各章毎に交互にでてきます。

この本は、私にとってとても耳に痛いものとなりました。

私は、学生時代は、親や先生に怒られないように、かつ、必要最低限のエネルギーで生きるために、将来のことを特に考えずに、勉強だけを頑張って年を重ねてきました。将来なりたい職業は、親や先生に怒られないように、「学校の先生」や「公務員」なんて書いていました。先生にもいろいろ種類があるし、公務員の職務内容もいろいろあるのに、そのことについて深く考えることはありませんでした。

大学生になり、大学生活も後半に差し掛かると、周りの友人らは就職活動を始めていました。私は、なりたい職業がなかったうえに、調べようともしなかったので、とても苦労しました。その苦労は今も続いています。。。

この本では、学生のうちから、「世の中の仕組み・仕事を知ること」「自分が幸せになる方法」「小さなことから行動すること」が、これからの人生を生きていくうえで重要であると書かれています。

おまけに、「勉強していれば、仕事が与えられるわけではない」とハッキリ書かれています。

私のこれまでの人生が、いかに消極的であったかを、改めて思い知らされてしまい、しょぼーんとしてしまいました

(´・ω・`)ショボーン

しかし、私は、この本から希望も与えられました。

それは、いつ始めても遅くはないということです。

今からでも、これからについて考えて、アンテナを張っておくことで、人生をよりよくするためのヒントがある日突然見つけられるかもしれない的なことも書かれていました。

私は、今漸く、この本にとっての“スタートライン”に立ったような、いや、スタートラインがあることを教えられたような気持になりました。

私は、ただ時間の流れに任せて年齢だけを重ねているという不安を感じながら生きてきました。先が見えない、未来が深い霧に包まれてどうしようもない感覚を抱いていました。それが、今、この本を読んで、少し変わったような気がするのです。

未来が見えないのは相変わらずではありますが、見えないなりに歩みを進める方法がある。ということを知れたことが、私にとっての最大の収穫になったような気がしました。歩き始める方法があると分かったので、これからは、その方法が、いったいどのようなもので、どうすればそれを自分が取得できるのか、取得したらその先に何かが見えてくるのか。千里の道を歩き始める一歩を踏み出すスタートラインが見えてきたのであります。

ブルーハーツさんとか、吉田拓郎さんとかの曲を聴いて、歌詞を口ずさんで、ずっと昔から教えられてきていたと思いますが、改めて、自分の将来を決めるのは自分なんだということを痛感しましたね。このお話もいつか書きたいと思います。

自分の残りの人生があと何百年あるのかはわかりませんが、過度にあきらめたり、いじけたりせずに、世の中に飛び交っている情報にアンテナを張って、「楽しい人生であった」と口元に笑みを浮かべながら臨終を迎えられるように生きていきたいと思いました。

2023年6月22日木曜日

『硝子戸の中』を読み終わりましたが…


 

今しがた、夏目漱石さんの『硝子戸の中』を読み終わりました。

著者が体調不良で自宅?で療養しながら、今までの人生の記憶とか、幼少期の思い出とか、地元の風景とか、宅を訪ねてきた人とのやりとりとか、を比較的短い文章でまとめた(新聞に連載されていたそう)随筆に分類される書物だそうです。

一つ一つのお話が、興味を持って読めたり、字面を追うだけで何も読後の記憶がなかったりで、備忘録としてブログに書くにも記憶の掘り起こし作業が難しいです。

結局、あとがきの解説を読んで、硝子戸の中で自身の思い出を整理したことによって、生きる活力が生まれて、最後は硝子戸を開けることができた、みたいなことが書いてあって、それでようやく全体像をつかませてもらった感じです。


こういった文書を読むたびに、私は、自身の記憶を辿って、それを不特定多数の人に読んでもらえるように文書化する作業に憧れを抱きます。

これまで何十年と生きてきましたが、それこそボーっと生きてきましたので、学校の日記の宿題も苦手だったので、出来事を文書化する作業というものをほとんどしてきませんでした。

私はすぐに影響されるので、「私もエッセーを書いてみたい!」と思うことがあります。

しかし、文書化された人生の記憶のストックがないために、その取っ掛かりにすらつくことはできません。

できれば私も…

“あれは、○歳のときだった。その頃、この町には○○があって、友人の○○と学校が終わると、○○に○○しに行ったものだ。当時○○には兄がいて、彼の兄からも可愛がってもらった。「○○、あいつはうそをつくから信用しちゃだめだ」。うっかり、私は○○の言葉を信じて、○○してしまうところであった。してしまっていたら、怪我をしてしまっていたかもしれない。”

…などと、スラスラと書いてみたいものである。

話は戻りますが、『硝子戸の中』の中に、ほんの少しだけ、『吾輩は猫である』に関係ありそうな猫のお話が出たのが、点と点がつながったようなうれしさを覚えました。

まさしく自分の言動そのもののような、ふらふらとした感想文になってしまいました。

おしまい

2023年4月20日木曜日

『国家の品格』を読んだことがありました


藤原正彦さんの『国家の品格』をいつぞや読みました。

例によって、本を読んでからずいぶん時間が経ってしまっているので、本の内容がおぼろげになっています(言い訳)。

この本は、作者がこれまでの経験・体験によって得た、日本人的な思考を、諸外国のそれに飲み込まれてはいけない、ということについて、さまざまな事例を挙げながら解説されている内容だったと記憶しています。

この本の中で作者が一番訴えたかったことではなかったかもしれませんが、読み終わってから、私がぜひ実践したいと思ったことは、「教養を身につける」ということでした。

作者は、外国での異文化コミュニケーションの体験によって、教養を身につける必要性について語ってたと思うんですよねー(;^_^A

違ってたらごめんなさい。

ここからは私の考えを少しだけ書きます。

この貨幣経済の資本主義社会で生きていくためには、お金が必要だといわれています。金融の知識、資産管理、税金や社会保険等。。。知らないとお金に苦労することは間違いないと思います。お金の知識をしっかり身につけることは、生きていく上で必要なことだと思います。お金がないと生きていけませんからね。すべて自給自足で生活できればお金はいらないと思いますけれど、私の欲求を満たすためには、お金を通じてそのサービスを得なければなりません。それは、たとえば、おいしいラーメンを食べるとかです。

しかし、お金に知識だけではいけないのだと思いました。もちろん、お金に知識が不要であるということではありません。ゼロか100かの論理ではなく、それだけではいけないのではないか。私を私たらしめるものの構成要素の一つとして、教養も幅広く身につけておかなければならないだろう、ということです。

それは、人とお話をするときに、話題の引き出しは一つでも多くしておくことで、コミュニケーションを円滑に進めるためのツールに、教養がなり得るのではないかと思ったからです。

教養と関係があるかはわかりませんが、ある時、年の離れた人と話をしていて、松尾芭蕉の「おくのほそ道」の書き出し「月日は百代の過客にして…」を諳んじたところ、その人に好印象を持たれたことがあります。その時私は、話題の引き出しは多い方がいいなと思った記憶があります。

 特に私は、経済金融の知識を身につけるのが苦手でして、その代わり教養に分類されるものを身につける方が性に合っているように思います。

じゃあ、教養って何だ?って話になりますけれでも、それはまだわかりません。今はまだ教養と言えるような立派なものは身についていませんので、この場でお前の教養を披露してみろ!と言われても無理であります(;^_^A

これから少しずつ少しずつ自分が面白いなと思ったことや、古典、いろんなジャンルの本を読んだり聞いたりしながら、探していきたいと思います。

とにかく、この本は平易な文章で人間くさい熱い思いによって日本人の「国家の品格」について書かれているようです。話し言葉でサクサク読み進められたことだけは覚えています。そして、日本人的な思考・思想を大事に守っていくべきであると思わされました。

とてもいい本だったと思います。また機会があったら再読したいと思います。

2023年4月9日日曜日

『転職の思考法』の本を読みました。


 『転職の思考法』の本を読みました。

この本は、(架空の?)転職を考えている人と、転職エージェント、転職をした人が登場します。

転職を考えている人が、久しぶりにあった人から転職エージェントを紹介されて、その転職エージェントが、転職のための考え方を教えていくというストーリー仕立てで進んでいきます。

ストーリーを通じて、転職するための考え方や、転職先の会社を見るポイント等についての、一つの見方、考え方についてまとめられたものだと思って読みました。

そして、セクション毎に、エージェントの言ったことをメモする、という形で、要点が簡潔にまとめられてから、ストーリーが進んでいきます。その都度、理解を深めながら読み進めていくことができました。

まあ、実際のところ、私は転職は考えていません。何か本を読みたいなーと、アマゾンで検索したところ、この本がアマゾンで売れている本ということで、読んでみることにしたのでした。

この本を読んだのは、もう一年以上前のことです。読んでからずいぶん時間が空いてしまったので、うろ覚えでの感想になってしまいますがご容赦くださいませ。。。


…。


なんか、この本を読んで私はとても不安になりましたね。私が現在の職場で積んできた経験は、ほかの会社でも通用するものであるのかどうか?いや、しないだろう、と。

私の職場は、国家資格等専門職が集まるところです。その中に、ハローワークの職業訓練を経て入社し、上司にゴマをすりながらキャリアを積んできました。何度かの異動を経て、現在は、パソコンの前で一日中エクセルを閉じたり開いたりする仕事をしています(笑)。もはや果たしてこれは経験と言えるのか?と言った感じです。強いて言えば、対人折衝能力(という名の「ゴマすり」)は少し身には付いたかな?とは思いますが。これからは、他の環境でも通用するようなスキルも身に付けることを念頭に置いて、経験を積んでいく必要もあるな、と思いました。

と思ってはみたものの、何から手を付けていいのかわからない状態であります。とりあえず、自分の考えをまとめて、言語化できるようにすること、は最低限、人として最低限必要なスキルになるのではないかと思います。

そのため、本を読んで、その感想をブログに文書としてまとめる作業から始めてみているところです。

転職の他にも、仕事をしていく上で心配事があります。それはAIです。

これからAIが実用化されて、AIが仕事をしてくれる時代がやってくるのは確実だと思っています。そんな時代に、人間としてどうあるべきか?その時、私はどうすればいいのか?求人はいつまであるのか?

そんなことを考えているうちに、私はまた深い眠りにつくのでありました。。。