2017年10月15日日曜日

ダムの種類

ダムの構造の違いによる種類を紹介します。


重力式コンクリートダム
コンクリートで作られる、貯水池からの水圧をダム自身の重量で堰き止めるダムです。そのため、ダムを支える基礎岩盤がしっかりしていないと建設することができないそうです。



玉川ダム(秋田県)


○中空重力式コンクリートダム
重力式コンクリートダムの内部が空洞になっているダムです。コンクリートの量は節約できますが、その代わり構造が複雑になってしまうそうで、最近はこの形式で建設されるダムはないそうです。



蔵王ダム(山形県)


アーチ式コンクリートダム
コンクリートで作られる、アーチ状のダムです。水圧をダムの両岸の岩盤に支えてもらっているそうです。両岸の岩盤が強固なものでなければ建設できないそうです。



鳴子ダム(宮城県)



重力式アーチダム
重力式コンクリートダムとアーチダムの両方の特性を持っているダムだそうです。水圧を両岸に伝えつつ、ダムの自重でも支えているそうです。



湯田ダム(岩手県)


アースダム
主に土を材料に、台形状に形成されたダムのことを指すそうです。アースダムは古くから世界各地で建設されていたそうです。材料が均一なダムもあれば、中央部などに遮水性の土質遮水壁(コア)があるダムもあるそうです。



羽根川ダム(秋田県)


○ロックフィルダム
岩石や土砂を主材料としたダムです。コンクリートダムを建設できないような岩盤に建設されることがあるそうです。ダムの中央に水を通さない遮水壁(コア)があるそうです。また、堤体積は大きくなる傾向があるそうです。



森吉山ダム(秋田県)


○重力式コンクリート・フィル複合ダム
重力式コンクリートダムとフィルダムが合体しているダムのことを指すそうです。



御所ダム(岩手県)


○バットレスダム
コンクリートの遮水壁と鉄筋コンクリートのバットレス(扶壁)からなるダムのことを指すそうです。鉄筋コンクリートが垂直・水平に格子状に設置されているそうです。コンクリートが高価だった時代にこの形式のダムが建設されたとのことですが、コンクリートが安価になると構造が複雑であるために建設されなくなったとのことです。


○台形CSGダム
砂礫をセメントで固めた材料で台形状の形成されるダムのことを指すそうです。日本で開発された技術が用いられているそうです。



成瀬ダム(秋田県・建設中)

0 件のコメント:

コメントを投稿