2017年7月17日月曜日

さよならミニカ~邂逅~

(前回までのあらすじ)私は、自動車を買い替えることにしました。

私の父親の友達が、別の自動車販売店に勤めています。

今の自動車保険は、父親を経由してその父の友達にお願いしていました。

父は、その関係もあって、「ウヂのワラシが車を買い替えることになった」という話をその父の友達に電話したそうです。

すると、父の友達が、実はその車はうちの店を通しても買えるから、相談させてくれないか、と言ってきたそうです。

私としては、お店にこだわる必要はないので、父の友達のお店に行って、話を聞くことにしました。

父の友達「こちらが息子さんですか。間違いなく親子ですね」

私と父親が似ているというのは、この界隈では有名な話です。

私は、事の顛末を話しました。

すると、父の友達さんは、何やら電話をし始めました。

そして、ちょっと時間がかかるから、見積もりが出来たら連絡します、ということになりました。

父の友達「一応、うちの車の見積もりも、お遊びで、出してもいいですか?」

なんでも、見積もりを出すことも、評価にかかわってくるとか。

せっかくなので、出してもらうことにしました。

出された見積もりを見てみると、意外にも、私が的を絞ったあの車の支払総額に迫る値段を出してきやがりました。

私は、「いや、ちょっと考えさせてください」と思いました。

内訳を注意深く見て、これはいらない。これはオプションで。などど言って、もう一度、見積もりを出してもらいました。

これでどうだ。

私は、悪くない、と思いました。

約3時間にわたる話し合いの結果、私は、的を絞った車から、父の友達のメーカーの車に決めることにしました。

見事に、父の友達の営業術にはめられてしまった形となりました。

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