2017年10月16日月曜日

ダムと上水道

ダムの水を上水道、水道水として利用することがあるそうです。

ダムの水を水源として、安定した水道水の供給を行う目的があるそうです。

東京都の小笠原群島父島にある時雨ダムというダムは、上水道専用ダムだそうです。いつか見に行ってみたいです。

ダムと農業用水

ダムの水を農業用水として利用することがあるそうです。

河川の流水を占用するには、事業計画や使用する水量などを算出して、河川管理者の許可を得なければならないと河川法という法律で定められているそうです。

水を使用することによって下流などで影響を及ぼす人や地域、秩序などを勘案しなければならないそうです。

ため池やアースダムは、農業用水の確保ために建設されたことが多いように思います。



写真は、岩手県の山王海ダムです。下流地域の水需要に対応するために1952年竣工されたアースダムで、その後、水需要の増加に伴い2001年に嵩上げ工事がなされ、ロックフィルダムとなったそうです。

ダムと農業用水の関わりについては、ダムについて調べ始めたばかりの私としては、勉強不足であることを痛感しました。

山王海ダムのダムカード

先日、山王海ダムを見学していたら、見知らぬ男性に声をかけられました。

「ダムカードありますよ(^^)」
「本当ですか!?」

私は幼少の頃に「知らない人に何かあげると言われても付いて行ってはいけません」と教わりました。

しかし、「ダムカードあげるからこっちに来てアンケートに答えてね」
と言われて、私は見知らぬ男性に付いていってしまいました。

その見知らぬ男性はダムの職員さんでした。

簡単なアンケートに答えたら、ダムカードをくれました。


こちらが、山王海ダムのダムカードです。



なんと、山王海ダムのダムカードは、職員さんの手作りだそうです! 



今回いただいたのは試作品で、そのうち別のデザインになるそうです。

ダムカードは、山王海ダム管理事務所でもらえるようです。
(6月~10月の第二・第四土曜日の9:00~12:00まで)

2017年10月15日日曜日

ダムの洪水調節

ダムは台風や大雨などによって洪水が発生したときに下流への放流量を調節して、下流部の洪水被害を軽減させる機能があります(全てのダムにあるわけではありません)。



写真の旭川ダム(秋田県)は、治水専用のダムです。

ダムは、洪水に備えて予め容量を空けて、洪水に備えているそうです。

そして、いざ洪水が発生しそうになり、大雨が降って大量の水がダムに流入すると、ダムは水をためこみ、川に流す水量を減少させるそうです。

想定を上回る大量の水が流入した場合は、ダムに流入する水量と、河川に放流する水量が等しくなるそうです。しかし、流入量よりも放流量が多くなることはありません。

大雨が去って、ダムへの流入量が減少したら、下流の河川の状況に応じて放流を行い、水位を下げるそうです。


写真は田瀬ダム(岩手県)です。大雨の後で、ダムには山からの流木などが堰き止められています。


参考文献:国土交通省 中国地方整備局 弥栄ダム管理所
http://www.cgr.mlit.go.jp/yasaka/about/shikumi/shikumi4/shikumi4.htm

ダムと工業用水

工業用水とは、工場などで使用される人体に直接接しない雑用水のことを指すそうです。設備の冷却水やボイラー用水などのことを指すそうです。

工場で水が大量に消費される場合、川などから取水すると川の水がなくなって様々な悪影響を多方面に及ぼすことがあるそうです。


また、経済産業省のホームページによると、

“工業用水、工業用水道事業とは「工業用水道事業法(昭和33年、法律第84号)」でいう「工業」とは、製造業、電気供給業、ガス供給業及び熱供給業を指し、これらの工業の用に供する水(水力発電用、飲用を除く)のことを「工業用水」といいます。「工業用水道」は、導管により工業用水を供給する施設をいい、一般の需要に応じ工業用水道により工業用水を供給する事業を「工業用水道事業」といいます。”

ということだそうです。ちゃんと、法律で定義されているんですね。

川から工業用水道を引いたときに、川の水を補うためにダムの水を使ったり、工業用水専用のダムもあるそうです(北海道の幌別ダムなど)。