2017年10月17日火曜日

ダムの役割

ダムは目的をもって建設されます。一見すると同じように見えるダムでも、その地域によって担っている役割が異なります。ダムの役割は、次にように大別されるそうです。


○洪水調節(リンク)(Flood control)
大雨が降ったときなどに備えて、ダムの水位を下げておき、下流に流す水量を調節して、洪水被害を防止または軽減をします。

○不特定利水(リンク)(Normal function of the river water)
聞きなれない言葉ですが、特定した権利者による用途がない水利用のことを指すそうです。既存の農業用水に供給だったり、河川の水量を維持・調節して、河川の機能(水質や生態系など)を維持したりする目的があるそうです。

○ 農業用水(リンク)(Agriculture)
ダムの水を特定の農地に農業用水を供給する役割があるそうです。

○上水道(リンク)(Water supply)
ダムの水を上水道用水を供給する役割があるそうです。

○工業用水(リンク)(Industrial water)
ダムの水を工業用水として供給する役割があるそうです。

○発電(リンク)(Power generation)
ダムの水を水力発電に利用する役割があるそうです。


ダムの役割は上記のとおりです。役割をそれぞれの英語の頭文字をとって(F・N・A・W・I・P)という記号で表しています。また、1つのダムで複数の役割を担っているダムを、多目的ダムと呼ずそうです。




玉川ダム(秋田県)の役割:FNAWIP





鳴子ダム(宮城県)の役割:FAP

玉川ダム(秋田県)のダムカード

こちらは、玉川ダム(秋田県)のダムカードです。



ダムカードは、玉川ダム管理所でもらえるようです。
(8:30~17:00、土日祝日含む、管理所正面玄関の脇にあるインターホンを押して下さい。)

ダムカード

一部のダム(の管理所)に行くと、ダムカードというものがもらえます。

ダムカードというのは、国土交通省のウェブサイトによると、

国土交通省と独立行政法人水資源機構の管理するダムでは、ダムのことをより知っていただこうと、平成19年より「ダムカード」を作成し、ダムを訪問した方に配布しています。 カードの大きさや掲載する情報項目などは、全国で統一したものにしており、おもて面はダムの写真、うら面はダムの形式や貯水池の容量・ダムを建設したときの技術、といった基本的な情報からちょっとマニアックな情報までを凝縮して載せています。 カードは、国土交通省と水資源機構の管理するダムのほか、一部の都道府県や発電事業者の管理するダムで作成し、ダムの管理事務所やその周辺施設で配布しています。

だそうです。

http://www.mlit.go.jp/river/kankyo/campaign/shunnkan/damcard.html


私も、ダム(の管理所)に行ったときに、いくつかいただいてきました。






こちらは、玉川ダムのダムカードです。

表面にはダムの写真と、ダムの名前、ダムの目的とダムの型式がアルファベットで書かれています。

裏面にはダムの諸元と概要、そして、ダムのこだわり情報というのが載っています。


私は収集癖が少し?あるので、ダムカードも集めたくなってしまいます。そして、並べてみたり、見比べてみたりして、ニヤニヤしたり、そのダムのことを思い出したりします。 

2017年10月16日月曜日

ダムと上水道

ダムの水を上水道、水道水として利用することがあるそうです。

ダムの水を水源として、安定した水道水の供給を行う目的があるそうです。

東京都の小笠原群島父島にある時雨ダムというダムは、上水道専用ダムだそうです。いつか見に行ってみたいです。

ダムと農業用水

ダムの水を農業用水として利用することがあるそうです。

河川の流水を占用するには、事業計画や使用する水量などを算出して、河川管理者の許可を得なければならないと河川法という法律で定められているそうです。

水を使用することによって下流などで影響を及ぼす人や地域、秩序などを勘案しなければならないそうです。

ため池やアースダムは、農業用水の確保ために建設されたことが多いように思います。



写真は、岩手県の山王海ダムです。下流地域の水需要に対応するために1952年竣工されたアースダムで、その後、水需要の増加に伴い2001年に嵩上げ工事がなされ、ロックフィルダムとなったそうです。

ダムと農業用水の関わりについては、ダムについて調べ始めたばかりの私としては、勉強不足であることを痛感しました。