2020年4月22日水曜日
寒河江ダムに行ってきました(3回目)
寒河江ダムを見に行ってきました。寒河江ダムは、山形県西村山郡西川町にある最上川水系寒河江川のロックフィルダムで、堤高は112m、堤頂長は510mあるそうです。
寒河江ダムは国土交通省最大級のロックフィルダムであり、洪水調節、河川環境の保全、かんがい用水の補給、水道用水の供給、水力発電を目的とし、昭和49年度に建設事業に着手し、平成2年に完成したそうです。
寒河江川は、最上川左支川で朝日岳(標高1,870m)と月山(標高1,980m)がその源となっており、流路延長59.2kmの河川だそうです。
寒河江ダム流域の年間総流出量 は約9億㎥、有効雨量は年間4,000mmにおよび、急勾配な地形と相まってしばしば大水害に見舞われ、その一方では豊富な水源を有するにもかかわらず干ばつによる水不足をきたすことなどから、ダム事業が実施されるに至ったそうです。
寒河江ダムのフィル堤体は、ダムサイト左岸側において地山対策工が必要となりその対策工を実施するとともに、上流部の堆積層については、掘削除去するより押さえ盛土で対応することが得策と判断され、それらを踏まえた形状となっているそうです。
また、非常用洪水吐は、自由越流式にすると越流巾が大きくなり大規模になるため越流巾を小さくすることを目的としてフラップゲートが採用されたそうです。
取水設備は、多雪地帯特有の低水温河川であることと、流域内に存在する第4紀火山岩類に起因する崩壊土量 が多いことより、冷濁水問題に対応すべく、独立塔型直線多段ゲート2門からなる選択取水設備を設置しているそうです。
ダム広報館は休館していました。このご時世なので、ダムカードの配布も中止しているそうです。
目に見えない敵との闘いはつらく厳しいですが、我慢しなければいけませんね。
それにしても、寒河江ダムのスケールは本当に大きいですね。35mm換算で24mmの画角に堤体がまるで収まりません。
写真ではお伝え出来ないような広々とした景色が寒河江ダムにはあります。
ダム堤体にはまだ雪が残っていました。
私はなぜかこの雪解けちょっと前の季節に寒河江ダムを訪れることが多いようで、冷たい風に吹かれながら天端を歩く思い出がありますね。
いつもお天気はいいですね。晴れた空の下にグレーのリップラップが対照的でコントラストが綺麗に見えます。
寒河江ダムのダム湖は月山湖と名付けられています。月山湖の名物といえば、高さ112mにもなる月山湖大噴水ですが、今はお休み中でした。
残念。
ダム下流にダムの全景を見ることができる小さな駐車場的な場所がありますが、金網フェンスによってスッキリ見ることはできません(>_<)
寒河江ダムはいいダムなので、今度はいい季節に寒河江ダムに行ってみたいと思いました。
過去の記事:寒河江ダムに行ってきました(2回目)
寒河江ダムの月山湖大噴水を見てきました
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